過激な運動をしたわけでもないのに、突然足首が痛むという場合、いろいろな理由が考えられます。
どのような原因で足首の痛みが起こるのか考えてみましょう
①過去に足首の骨折経験や大きなけがをしたことがある場合、季節の変わり目などに突然痛みがぶり返すことがあります。
②自分では気づかないうちに足首をひねってしまっている。つまり、捻挫の可能性も考えられます。ねんざの場合は腫れがあり、押すと痛いという特徴があります。
③常に運動をしている人は、使いすぎによる疲労骨折の疑いがあります。
④足の親指の骨が変形して、歩行バランスが崩れてしまう外反母趾の場合も、足首が痛くなることがあります。
⑤偏平足で足裏のクッションが効かなくなり、アーチが崩れることで足首に痛みがでることがあります。
⑥長年、サイズの合わない靴を履き続けることや、ランニングなどの運動で衝撃を受けることで、足首や内側のくるぶしに痛みがでる後脛骨筋腱機能不全があります。中年女性に多いのが特徴です。
⑦窮屈な靴を履き続けていると起こる足根管症候群というものがあります。特徴は足首やくるぶしの痛みだけではなく、足裏の神経が圧迫されることで起こる足裏の痺れがあることです。
⑧足首やくるぶしなどに、歩けないほどの激しい痛みが出たら、痛風や高尿酸血症ということもあります。日々の食事などで血液中の尿酸値が増えてしまっておこる病気です。
他にも足首の腱鞘炎や運動不足による痛みなども考えられます。軽いものなら湿布薬と休養で様子をみるのも良いでしょう。それでも治らない場合や、痛風などの激しい痛みがある場合は、病院などの医療機関での受診を考えましょう。